社長訪問記 神奈川県にお住まいの三田久幸様

今回お邪魔させていただいたのは、神奈川県にお住まいの三田久幸さん(83歳)です。三田さんは、ここ神奈川で農家の家に生まれ育ちました。今では団地や会社などの建物が増えて都会のようになっていますが、三田さんが子供の頃は、のどかな田園風景が辺り一面に広がる、まるで水墨画に描いたような眺めだったそうです。

そんな幼少時代に三田さんが経験されたという、ある思い出話を聞かせていただきました。
それは、畑の肥料を取りに東京の目黒まで行った冬のある日のこと。リアカーを引いて片道でおよそ3時間の道のりを歩き、ようやく肥料を持って帰るというその途中で、雪が降り始めてしまったそうです。地面が凍りつき、足元がツルツルと滑ってまともに歩けない。そんな状況に焦った当時の三田さんは、「このままでは家に帰れない…」と、寒空の下で大きな不安に襲われたと言います。
そのとき、「大丈夫だったかい?」と声をかけられ、ふと顔をあげると、なんとそこにお母さんが立っていたそうです。心配になって迎えに来てくれたんですね。その時に感じた嬉しさは、一生忘れられないとおっしゃっていました。

そんな三田さんの現在のご趣味は油絵。半月ほどかけて1つの作品を描かれているそうです。私も拝見させていただきましたが、非常に迫力があり、自分がその絵の中の風景に入り込んだような感じがしました。

三田さん、心温まるお話ありがとうございました。今後も油絵を楽しみながら健康でお過ごし下さい。

左:元気堂代表 植松芳治
右:三田久幸様